君目当て色眼鏡掛けて未来へ

きみときみとのきろく

さて、と。

ねえ、私をころしてみない?

まずはくびをしめて、つめあとをのこすところから

ナイフで四肢をバラバラに
肉を綺麗に剥いで、骨抜きに

心臓を握って、鼓動をとめて

内臓をごっそり
溶かしてみたりして

ひとをころしてしまいそうだから、してしまう前にころされたいのでしょう?

いいよ

くびにかみついて引き千切っても

腹をかっさばいて、血を撒き散らしても

すきなだけ、
すきなように

わたしをころして

わたしはあなたにころされたい

あのときみたいに

ひとでなくなるくらい
かたちをとどめられなくなるくらい
あなたをあびてしにたいの

だから好きなだけ

あなたを解放してくださいな

わたしは、あなたがみたい

怪物だってかまわない

理性という境界の下に蠢くどす黒い混沌を

そこにいる、あなたという存在を

わたしは、あいしているから

すきなように
すきなだけ

やさしいアイドルでいてくれてありがとう
気遣ってくれてありがとう

うれしいからぜひ

わたしをころしてくださいな

いつでもお待ちしております。